きのうの日曜日は長女と一緒にお買い物に立川に出かけた。あすの俺の誕生日祝いに高価なものを買ってくれるというのだ。いい育ち方をしたねぇ。3週間ほど前「時間を取って。卯年だからちょっと張りこんで予算は3万両まで」と言われたのだが、新聞沙汰にもなったイジメ事件に絡んで、上司と衝突しメンタルを病んで母校の養護教諭を辞め、コロナが流行る直前の3年前、今の事務職に滑り込んだ長女はそう収入があるわけではない。 なんぼなんでもそんな高価なモノをおねだりするわけにはいかない。さて、何にしようか。俺が持っている気の利いた衣料品は、セーターにしてもスポーツシャツにしてもほとんどが長女から誕生祝で買ってもらったもの。そんないいモノをもらっても着ていくところのない素浪人だから、衣類はなぁ?と考えているうち、一番遠くに出かける芝刈りの時、使っている大き目のボストンバッグが、古く大仰なモノということに思い当たった。 着替えとゴルフシューズを入れるための今の濃いブルーのボストンバッグは、もう30年も前に海外取材に行くために購入したイタリア製のしっかりした品。10年ほど前に長女に勝ってもらった「プーママーク」の紺色のスポーツバッグの合成皮革がはがれて、使えなくなったので、まだ十分に使用に耐えると押し入れの奥から引っ張り出して使っていた。 で、立川伊勢丹のスポーツ用品売り場に出撃したが、さもないバッグなのに2万7000両もする。女店員に「お高いね」と声をかけたら、「ニューモデルなので」。隣の専門ショップをのぞいたら、6万両もする専用バッグがあった。いったい誰が買うんじゃ。 ゴルフ用のバッグを求めるなら、ゴルフショップに出向けばいいのだろうが、立川周辺では郊外型の店しかない。で、ビックカメラのゴルフ売り場にはあるかもと駅前の大通りを渡って突撃すると、ゼクシオのマークの入ったこじゃれた白いスポーツバッグが1点だけあった。「これ、お願いします」。1万4850両也。高さ30a、横49a、幅24a。外側にブルーのラインが入っていて、かっちょいい。大満足であった。 帰宅して30年もののボストンバッグの幅を計ったら24aで長さも49aと、これまでの(高さは27a)と同じだった。ゼクシオバッグの見た目がだいぶ違うのは、横から見ると台形のように上部がすぼまったデザインだからかな。 × × × × あすはこのゼクシオバッグを携えて年長組の定期戦に行くので、”明日休診”です。81歳翁に絶対リベンジだ。Content-Disposition: form-data; name="image"
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