おとといの土曜日は飯能で竹橋の会社関係者による4組のゴルフコンペが予定されていた。しかし、前日までの上天気がウソのような雨予報。俺はこのコンペの幹事長をしており、前夜には80歳の年長者から「最終判断は?」の電話をもらうほど。その時は「ゴルフ場に着いてから」と応えたのだが、一日中雨だとプレーはしたくないなと思いつつ、普段より早めに床に就いた。 早朝、予報通りの雨のうえ寒い。西国駅前の「すき家」でカレーを食い、武蔵野線、西武池袋線を乗り継いで飯能駅に。この駅構内のコーヒーショップでコンペ総参謀のTくんと待ち合わせしていた。と、店の外を最年長の81歳翁きたさんがゆったり歩いているのが見えた。声を掛けて店内に呼び入れ「プレーしたいですか?」さすがのきたさんも「寒いしなぁ」。8時過ぎTくんが到着。で「中止にしようと思うが、どう?」Tくんも「雨じゃぁ楽しくないですもんね」。これで腹は決まった。 タクシーに相乗りしてゴルフ場に着くと、メンバーの何人かが着替えを済ませロビーに集まっていた。「一日中雨だし、寒いし、中止にしたい」と言うと、やるべしという奴は誰もいなかった。このコンペが中止になるのは、コロナの時をのぞくと2011年12月以来、12年ぶり。車を2時間も転がしてきたメンバーもいるので、「食堂でお茶を飲みましょう。費用は事務局持ち!」と叫んだ。 出場予定者全員が揃ったところで「中止の決断が遅くなり申し訳ない」と謝り、次回6月の大会日程を説明した。体調不良で急きょ欠場した襖職人健さんについては、1週間前一緒に酒を飲んでいて倒れた健さんを救急車に載せ病院にも行ったNくんに経緯を説明してもらった。メンバーの半分が古稀を過ぎているから、他人事ではないとみんなNくんの話に聞き入っていた。 お茶会は小一時間で散会。帰りはNくんの乗用車で81歳翁と一緒に東村山まで送ってもらい、駅前の志村けんのアイーンの銅像にお参りした。志村がコロナで亡くなって、早や3年がたつのだ。 |
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