先週はパソコンが故障してずっとつぶやけなかった。その顛末は明日以降につぶやくとして、先週火曜日につぶやこうとしたものを載せる。 先週日曜日夜は雨の中、国立の音楽茶屋「奏」に不可思議なバンド「ソボブキ」のライブに出かけた。贔屓の三味線、柳家小春、春吉も加わるとあったからだ。 「ソボブキ」というのは、おじさんがピアノと弾き語りというかうなり、豆奴おばさんがパーカッションと踊り等を担当。「奏」で一回聴いたことがあるが、ハチャメチャさが売り。ここに三味線に乗せて新内や小唄、ギターでボサノバの弾き語りが得意な小春姐さんが加わるとどうなるかという興味があった。春吉というのも初めてきく名前。 ファーストステージ、おじさん自作の歌がなかなか良かったと思ったら、元巨人のクロマティに顔がよく似たユニフォーム姿のお人形さんを小春さんが抱えている。これがなんと春吉くんで、コロナの時に練習を重ねた腹話術の初披露なのだった。歌も歌えば、春吉くんのお絵かき教室もやってのけた。「マ行やパ行の言葉は避けた方がいい」と小春さんが春吉との会話を続けながら、画用紙にお人形の絵などを描いていく芸。目も口の動く。この春吉人形に目が釘付けになるから、小春さんの口から言葉がでているのかほとんど分からない。 セカンドステージでは春吉に三度笠をかぶせ「瞼の母」を二人が熱演。いやぁなかなか大したもの。小春さんの芸域は広がったと感心した。小春さんには今はほとんど聴くことがなくなった猥歌を手ほどきしたことがあった。高座で自分で歌うのは恥ずかしいかもしれないが、春吉に歌わせてしまえば、そこはクリアできるなと真面目に思ったのである。 |
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