隠居志願のつぶやき2017

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...... 2023年05月10日 の日記 ......
■ 4月に読んだ本   [ NO. 2023051001-1 ]
 先日も触れたが4月も自分が昔に書いたブログを読みふけり、あまり本が読めなかった。「隠居志願のつぶやき」、その前身の「冷奴の部屋」は現在全部で89冊のクリアブックに収められている。俺にとっては下手な単行本より面白いのだ。ということで4月に読んだ本。
 栗下直也著「政治家の酒癖」。かの英国のチャーチル元首相が大酒飲みで、時にセクハラまがいの言動を繰り返していたことなどが書いてある。俺は下戸なのだが、酒の効用は知っているつもり。西條奈加著「とりどりみどり」。宇江佐真理さん亡き後、時代モノでユーモア漂う小説を書けるのはこの人とみて、ほとんど読んできた。三姉妹の下の11歳の少年が姉たちの行状に振り回されるというなかなかの設定。
 池上彰ほか「文芸春秋5月号特集 私の人生を変えた本」。こういう特集はついつい読んじゃうんだよね。あまりびっくりしなかったのは、こちらの感性が鈍っているからか。東畑開人著「聞く技術聞いてもらえる技術」。2023年の新書大賞5位に選ばれた本だが、当たり前だのクラッカー(古い!)という内容。まぁ神様は人間に口を1つ、耳を2つ与えたのは、しゃべることの2倍ひとの話を聞けということだから。
 副田義也著「あしなが運動と玉井義臣」。20年前岩波から出た単行本が岩波現代文庫に入った。自分が作った「交通遺児育英会」から追われた玉井が「あしなが育英会」を立ち上げた裏話を読みたくて手にした。ちょっとこの団体に関係しているので、歴史を知ろうと手にした。もあるのだが、こっちは読まなくていいかな。「あしなが育英会」はいまや国内だけでなくアフリカ・ウガンダにも拠点を持ち、事務局員は100人以上の大組織となっている。創業者の玉井はすでに85歳か。大カリスマのがいつか旅立っても遺志を継ぐことのできる人材は育っていると信じたい。
 岡崎武志著「ここが私の東京」。上京者の心理が綴られていて面白い。池上彰・竹内政明著「書く力」。しゃべりの天才と文章の天才の共著。3月の読書感想文の課題に竹内氏の「『編集手帳』の文章術」を出したので、コメントを書く参考に6年ぶりに再読した。
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 今週の拙宅の花は「グランオマージュ」という黄色の大輪のバラと赤い実をつけたヒプリカムです。

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