中国語学習者が目指すのが、親なら4万8000点、子なら3万2000点の役満である。直当たりなら2万5000点の持ち点が全部なくなる役満。そう何度もできるわけではない。50年以上勉強していて、俺が完成させた役満はわずか20回程度か。 初めて和った役満は、大学バドミントン部仲間との戦いで二十歳のころ出来た「大三元字一色」のダブル役満。たしか索子のメンツを崩して行ったら字牌がどんどん集まってきた。白発中の他は西と北だった。 和ったら死ぬといわれる九連宝燈も40代後半に、カン6万を積もって和ったことがある。これは1万と9万が3枚ずつあり、9万2枚がアタマで1万が暗刻、234万と789万の順子(シュンツ)ができていて、5万と7万のカンチャン待ちで6万を引いたのだった。1万から9万までのどれを持ってきても和れる純正の九連はまだ見たことがない。 その役満にこの2週間の間に4回も出くわしたのである。1回目は先々週か、いつものメンバーで長老A氏が奇声を上げた「十三不塔」。1巡目に雀頭だけあり、あとはつながりのない12枚という役満。こういうのは配牌の瞬間に和っている「天和」と同様、防ぎようがない。3万2000点で、他の3人からチップ10枚(1枚500両換算)ずつもらえるのだから大きいよな。 先週は俺がホンイチ対々三暗刻ドラ8という14翻で、数え役満を和った。やはりチップ10枚オール。独り勝ちだった。メンバーの最年長が85歳で老人会と名付けている今週火曜日の卓では、2コ上のK氏が「緑一色」を和った。発をポンしており、索子の赤のない234索と6,8索での和り。実戦で「緑一色」を見たのは初めて。俺が2索をポンさせたのが6索と8索のシャボ待ちを生んだ。やれやれ。 おとといのいつものメンバーとの対戦では、最後の半荘で長老A氏がリーチ一発でホンイチ四暗刻を積もった。ラスト半荘などやらずに帰ればよかった。能登や鹿児島、木更津や北海道で大きな地震が多発しているのは、役満の乱れ飛びのせいかもな。 |
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