土曜日は飯能でのゴルフコンペの後、西国に飛んで帰った。マンション管理組合の年に１度の総会が駅近いいずみホールで開かれていたからだ。この総会は22年度の決算、23年度の予算のほか、規約改正案が審議されることになっていた。この規約改正は俺が理事長だった２年半前、小委員会を作り改正作業をスタートさせた。２年半かけてようやく総会にはかられる。これはその場に立ち合わねばならないではないか。
いつもの総会は午前中に行われるが、会場が借りられなかったということで、夕方６時40分スタート。６時50分、ゴルフ用ボストンバッグを持って会場に滑り込んだら。俺の理事長時代に役員になってもらった隣家のUくんが議長席に座って鮮やかな議事進行を行っていた。俺の次の理事長だったM氏は規約検討小委員会の委員長をすっと務めていたため、通常なら前理事長に声がかかる議長役を外れ、Uくんにお鉢が回った様子だ。
300世帯ある団地で出席は40人ほど。審議はたんたんと進み、規約改正案については予想通り、ペットを飼えるようにすべきだと小委員会でも主張を続けた”暴走老人”H氏が「小委員会のメンバー構成に問題がある」との持論を展開したが、顧みられることもなく、４分の３以上の賛成で規約改正案は可決された。
ふーっ、長かった。民主主義は時間がかかるのだ。改正の主な点は①これまで明記されていなかった総会の定足数を組合員の過半数とする②議事録等の保管について欠落した部分を補う③暴力団員の排除を強く盛り込む――など。俺が役員になった４年前、いやいや開催させられていた総務・植栽などの専門部会の存在をなくした改正も大きいのだった。
総会閉会後に会った小委員会の主力メンバーだった女性が「Hさん抜きでお疲れさん会をやりましょう」と話しかけてきたが、さてどうなるか。 |
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