我ら年長組にとって、大リーグエンゼルスの大谷翔平はたいへんなアイドルだ。きのうのホワイトソックス戦では先発で7回途中まで投げて1失点10三振を挙げる一方、1回には先制ホームランの27号、7回にも28号と登板試合で2本のホームランを打った。きょうも指名打者で先発出場し、5打席3安打で、打率を3割9厘まで上げた。 この活躍をNHKBSは毎試合のように生中継している。時差の関係で、やることのない年長組は午前中テレビ観戦し、大谷がホームランを打てば一日中いい気分でいられる。今、日本のプロ野球は地上波ではあまり放送していないが、ふた昔前の王・長嶋の巨人戦(日テレ)のようなキラーコンテンツをNHKBSは連日放送しているのだ。 大リーグのエースはだいたい中4日の登板間隔を守っている。それが大谷ときたら、投げた翌日も打席に入る。あの体力はいったいどうなっているのか。パドレスのダルビッシュやブルージェイズの菊池、メッツの千賀ら大リーグで活躍している日本人投手はいるが、大谷の場合は投げた次の日も指名打者で出場するから、毎日その活躍を見ることができる。すごいねぇ。 きのうなんかはホームランを打った時の恒例の兜セレブレーションを通訳の水原一平氏に譲った。これも愛嬌があってほほえましいではないか。今のペースでホームランを打ち続ければ、昨年のヤンキースのジャッジの62本に迫る56本になるのだとか。本塁打王、打点王は確実だし、今日みたいにマルチヒットを続ければ、首位打者争いにも加わってこよう。 大リーグのオールスターにも指名打者で選ばれた。こうなると、恒例のホームラン競争に出るのかが注目される。一昨年はこれに出てフォームを崩しその後ホームランを量産できなくなったが、アメリカン、ナショナルの両リーグを通じての最多本塁打を打っている大谷だから、彼の性格から見て出てくるのではないかとみる。普通に当てればスタンドインの力を持っている大谷だから、ホームラン競争でも圧倒的なパフォーマンスを見せてほしいなぁ。 |
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