隠居志願のつぶやき2017

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...... 2023年07月05日 の日記 ......
■ 先月読んだ本   [ NO. 2023070501-1 ]
 大リーグエンゼルスのトラウトが骨折したと思ったら、大谷くん、まめの影響か連続ホームランを打たれて降板。気分は良くない、ということで6月に読んだ本。
 原武史著「歴史のダイヤグラム2号車」。いまも朝日新聞の土曜日「be」に連載中のコラムをまとめた。政治学者にして鉄ちゃんの原氏のペンは生き生きとしている。この分だと「3号車」も出るなぁ。藤原章生著「差別の教室」。著者は麻雀仲間。差別について日頃こんなに突き詰めて考えていたとは知らなかった。
 宮本輝著「錦繍」。読書感想文の課題図書にしたので、40年ぶりに再読。課題にしたのはちょっと酷だったか。小川哲著「地図と拳」。1月に直木賞を取った。700ページの大著で、舞台は満州。あまりなじめなかった。2月に読んだ「君のクイズ」と同じ作家とはとても思えなかった。武田惇史・伊藤亜衣著「ある行旅死亡人の物語」。大金を残して亡くなった女性の過去を追うノンフィクション。なかなか面白かった。
 本條強著「ゴルフ白熱教室」。いくら活字を読んでもスコアは向上しないのである。高階秀爾著「カラー版名画を見る眼T 油彩画誕生からマネまで」「同U 印象派からピカソまで」。50年以上前に出た岩波新書がカラー版になって出版された。6月30日につぶやいたが、俺は何も考えずにこれまで名画を見ていた。大学バドミントン同期のスカイプ会合でみんなに薦めました。
 西加奈子著「くもをさがす」。直木賞作家の西さんはカナダで乳がんにかかり乳房を取った。その経緯をカラッと記述。大したものだ。中貝宗治著「なぜ豊岡は世界に注目されるのか」。コウノトリが生育する町、豊岡。前市長が地域が変わる取り組みを熱く語った新書。奥田英朗著「コメンテーター」。トンデモ精神科医、伊良部が17年ぶりに復活。奥田の世界は安心して楽しめる。

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