年長組になると新しいものへの食いつきが悪くなる。”生活保守”とでも表現したらよいのか。電力の自由化で、ガス屋が電気を売ったり、電気屋がガスを売ったりする時代になったが、俺は餅屋は餅屋に任せようと思ってしまう。通信の世界でも、電話はNTT、ケイタイはドコモと決めてきたのだが、格安料金の業者もかなり出てきた。 ドコモにガラケーは使えなくなると脅され、4年前に購入した俺のかんたんスマホ(5万円くらいかかった)の料金は月額7000〜8000円。この前、生活指導担当の力持ち美人と電話代について話していたら「ちょっと高過ぎるんじゃない。今は回線事情もよくなっていて、通話に支障はないから、安いのにしたらいい。メールは変わるけどケイタイ番号は変わらないから」と言われた。 年金暮らしは少しでも出銭をセーブしなくてはならない。で、ひと月3000円程度で済む楽天モバイルに宗旨替えを決意した。こういうのは期限を切った方がいい。「月内決着」を宣言し、力持ち美人に教えてもらった国分寺駅ビル内の楽天モバイルの店を今週のぞいてみた。窓口のお姉さんはドコモの店と違って非常に親切で、ドコモから楽天モバイルに乗り換えるには、ドコモ側からMNP(モバイルナンバーポータビリティ)予約番号を発行してもらう必要があり、発行日から2週間以内に楽天モバイルと契約する必要があるとのこと。 その場合、新しいケイタイを購入することになるが、いろいろ調整して1万5000円程度で入手できることも分かった。これなら半年でもとが取れる。店頭にあるシャープ製の機種の操作が今のかんたんスマホに似ているので、これにされてはと言うので、何色かある中からシルバーのを仮押さえ。このお姉さんが出勤している7月31日に乗り換えの手続きをする予約を取った。 今のケイタイに入っている電話帳や写真などを新しいケイタイに移行するのも3300円でできるとのこと。その準備作業も済ませた。年長組はアカウントとかパスワードなどの単語が出てくると、それだけで拒否反応を起こしがちだが、この楽天の窓口のO嬢は面倒くさがらずに細かく説明してくれ、感じは悪くなかった。あとはドコモからMNP予約番号を取ってこなければならないが、あの尊大な会社は引き止めにかかって四の五の言うんだろうなぁ。 |
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