我ら年長組の楽しみは、テレビ視聴といっていいだろう。しかし、安っぽいお笑いタレントを使った民放の番組は、うるさいだけなので見ない。国営放送のドラマも大河「どうする家康」は2回見ただけで、主演の松潤がいやになり脱落。朝ドラ「らんまん」も植物が苦手なので離脱。土曜夜の「ブラタモリ」は最近、土曜日の中国語学習の組閣が難航しているので、じっくり見られるようになった。 で、今欠かさず見ているのが、月曜夕方6時35分からやっているBSフジの「鬼平犯科帳」。贔屓の中村吉右衛門主演で30年前の再放送だが、現役時代なかなか見ることができなかったからね。それに火曜夜11時からのBS朝日の「マージャンMリーグ」と火曜夜10時からのNHKBSプレミアムの「ヒューマニエンス」だ。 「ヒューマニエンス」は織田裕二と藤井彩子アナが司会で、人体の不思議について専門家の話を交えつついろいろ妄想する科学番組で、おとといのテーマは「おっぱい」。今夜も夜11時から再放送するが、我々哺乳類にとって欠かせぬ母乳について、へーっ!知らなかったという内容で、ずいぶん勉強になった。 70年も生きてきておっぱいが血液から作られるなんて、知らなかった。色が白いのは赤血球が取り除かれるからで、腸から免疫細胞も借りてくるなんてすごいね。番組ではいろいろな動物の乳を50種類以上も集めている帯広畜産大のセンセも出てきて、寒いところに住むアザラシの乳は脂質が多く、サバンナに生息するシマウマの乳は水分が多くサラサラしているってな話をしていた。 ヒトの乳の特徴は糖質が多く、ミルクオリゴ糖がその5分の1を占める。ブタにヒトの乳を飲ませると脳が大きくなるとかで、母乳は赤ちゃんの脳の発達に欠かせないらしい。 乳房に吸い付く赤ん坊はおっぱいを飲むかたわら、鼻で息をしている。大人になると口腔内の構造が変わり、水分を飲みながら呼吸はできなくなるなんて知らなかった。赤ちゃんは乳に含まれるオキシトシンの量で、昼夜の別が分かるようになり、生後4カ月で夜中はおっぱいを欲しがらなくなり、母親は夜中の授乳をしなくてもすむようになるのだとか。 母親の食べたモノが乳にも影響するとのことで、ゲストの未熟児対応の専門家の女性が「育児に参加したい父親は、お料理をしてその料理を食べた母親の母乳が赤ちゃんに伝わる。せひ料理で育児に参加して」と話したのが印象的だった。 × × × × トイレの一輪挿しは「ピンクレディブル」という濃いピンクの大輪のバラです。 Content-Disposition: form-data; name="image"
|
|