隠居志願のつぶやき2017

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...... 2023年08月07日 の日記 ......
■ 7月に読んだ本   [ NO. 2023080701-1 ]
 月曜朝恒例となった西国駅前の「エ・プロント」で会うおじさんとの競馬反省会。おじさんは買い方の方針が揺らいでいる様子で、従来の買い方をしていれば万馬券が取れたのにと嘆くことしきり。土日で2本近くやられた様子。俺は日曜新潟・札幌のメーンの馬連をゲットしたため、週末は若干のプラス。2週連続の浮きなんて珍しい。ま「買わぬ馬券は取れぬ」ということで、先月読んだ本。
 杉本昌隆著「師匠はつらいよ」。将棋の8冠に迫っている藤井聡太くんの師匠が杉本八段。この人なかなか文章が巧みで、週刊文春連載中のコラムをまとめた。読み進めるにつれて、弟子の肩書が増してくる。西條奈加著「隠居おてだま」。おととしの俺の本のベストテンに選んだ「隠居すごろく」の続編。安心して読める。
 小林武彦著「なぜヒトだけが老いるのか」。動物にはシャチ、ゴンドウクジラを除いて老後がない。ヒトは人生の40%が老後。子育てなどでシニアの経験が求められている社会という点が強調された新書。西條奈加著「うさぎ玉ほろほろ」。江戸の和菓子屋「南星屋」シリーズの最新刊。「心寂し川」で直木賞を取った西條は、時代モノで宇江佐真理亡き後、一番書ける人ではないかと思う。
 宮島未奈著「成瀬は天下を取りにいく」。滋賀県が舞台。ヒロインの高校生、成瀬の人物像が実に愉快。成瀬を取り上げた短編集で、「ありがとう西武大津店」は21年の「女による女のためのR−18文学賞」の大賞を受賞した。北方謙三著「十字路が見える 北斗に誓えば」。週刊新潮の連載を岩波が書籍化した。コロナの下、活動的な作家がたれる文句が面白い。
 弘中惇一郎著「特捜検察の正体」。村木厚子さんの無罪を勝ち取った敏腕弁護士が特捜部の危険な手口を紹介。検察がストーリーを作り、マスコミへリークして強制捜査やむなしのムードを作りあげることはよくあることだとは思う。村木さんの事件では大阪地検特捜部は証拠改竄までやったのだ。
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 トイレの一輪挿しはオレンジイエローのカップ型のバラ「ヘリオスロマンチカ」です。

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