バスケが終わるとラグビーか。ラグビーW杯が8日からフランスで始まるとか。このフランス大会を見に行くというのが、栃木の映像製作会社で社長をしていたKさんである。彼は73歳か。円安の今、大枚をはたいて現地でイングランド戦など2試合を観戦するのだとか。なかなかできる技ではない。 Kさんとは4年間の宇都宮時代、ゴルフ愛好会でひと月に一度はラウンドしたが、最近こちらでの遊びが復活している。完全リタイアの身となり、西東京市在住と多摩住民なので、平日の芝刈りのメンバーが足りなくなった時、代打をお願いしているのだ。 加えて、年長組の中国語学習で87歳の最年長氏が7月に急死し、もろもろの縁からKさんに新規メンバーとして参加してもらう話が付き、昨日そのデビュー戦が吉祥寺の雀荘でにぎにぎしく行われた。 声を掛けた長老A氏(78)とはKさんも何度かゴルフで一緒しているが、俺の2コ上のハゲのK氏とはKさんは初対面である。宇都宮時代、Kさんと中国語の話をしたことは全くなく、打ち手のハゲK氏と対戦して大丈夫なのかという懸念があった。 それで試合開始前、俺が「KさんはラグビーW杯観戦のため来週渡仏されます。その費用について格段のご配慮を」とあいさつしておいた。それが効いたのかどうか、ハゲK氏にいつものねちっこさがない。久しぶりの麻雀というのに、Kさんのツキはものすごく、10時間のバトルの前半でほとんどトップを取り、リーチ一発自摸が2回、裏ドラ3つもあった。 この年長組麻雀で1枚5億円相当のチップが動くのは、リーチ一発自摸の時(2枚オール)と裏ドラがあった場合だけで、半荘10回終了時点でのKさんのチップは29枚にも達し、独り勝ちとなった。長老A氏はこずるく立ち回りチャラ。ハゲK氏と俺は大破である。 けさKさんから来たメールでは「ただ運に恵まれて勝つことができました。これからの運を全て使い果たした気がします。多大な餞別をいただきありがとうございました」とあった。まさにビギナーズラック! で、「次回10月の会ではK氏の逆襲にお気をつけください。フランスを楽しんできて」と返信したのでした。 × × × × トイレの一輪挿しは「ラプソディ」という淡いピンク色の大輪のバラです。 |
|