きのうの夜は久々に山手線の内側に出撃した。コロナで延び延びになっていた4年ぶりの福島会が神田の「福島」という居酒屋で開かれたのだ。竹橋の新聞社で新人時代を福島支局で過ごした上は80歳から最年少は現社長と同期のYくん(62)まで8人が集まった。 この福島会は広告担当の常務まで栄進した3コ上の悪行氏を中心に15年ほど前から毎年開いていたが、亡くなる人や体調を崩す人もいる。悪行さんとの掛け合いが毎回面白かった最年長首相番だったこともある松ちゃんが、今回は欠席。かなりボケが進んでいるみたいで心配だ。 悪行氏と今は女子大の就職支援をしている5コ下のIくんは、メディアセクションのトップをしていたこともあり、英文での不祥事の裏側など初めて聞く話もあった。最年長の雄三さんは長野支局のデスクだったこともあって、駆け出しが長野だった現編集局長Sくんとその妻で1コ上の女性コラムニストとのなれそめ秘話を披露。 だいたいこういう会はあそこの店に美女がいてという話で盛り上がるのだが、出版局長もした7コ下のYくんが、飲み屋でアルバイト中に知り合った福島大の美人学生の下宿に転がり込んでカミサンにしたという話は初めて聴くものだった。 今、俺の古巣の経済部のトップは2代続けて女性となっている。今は大阪本社の編集幹部をしているY嬢は見知っているが、現部長のA嬢は全く知らない。Yくんによれば「エコノミスト」の編集長から経済部長になったとのこと。考えてみれば経済部を離れて25年もたつのだから、現役部員のことなど分かる訳ないな。 「福島」で出されるものはそれぞれがおいしいのだが、出てくるまでのインターバルが長く、6時から始まった宴会で締めの日本そばにたどり着くのに3時間かかった。おかげで帰りに飲もうと思っていた珈琲にありつけなかったのである。 × × × × 今週の拙宅の花は深紅のバラ「サムライ」と淡いピンクのバラ「エンゼルキッス」です。 |
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