隠居志願のつぶやき2017

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...... 2023年11月13日 の日記 ......
■ 「コーラください」   [ NO. 2023111301-1 ]
 きのうの夜の国立の音楽茶屋「奏」のライブはフェアリーボイスが売り物のギター、平田王子(きみこ)嬢とサックスの巨匠、宮野裕司さんの久しぶりのデュオだった。俺は王子さんのふわっとした歌声が好きでCDも何枚か持っている。「奏」でのライブはコロナ前に何度も聴いているが、今回は5年ぶりか。で、これは逃せないと6時スタートに間に合うように5時半過ぎ、この冬初めてマフラーを巻いて寒風を突いて西国分寺駅に向かった。
 駅に停車中の電車に乗り込んだが、中央線は西八王子駅での人身事故でしばらく動かないというアナウンス。アチャー、これは間に合いそうにない。いったん外に出て、タクシー乗り場を見たが、ここも行列ができている。西国駅構内にはあまりタクシーが来ないのだ。歩いて行くことも考えたが、寒すぎる。で、「奏」に電話すると先週東京競馬場に案内した女優の晶ちゃんが出た。「絶対行くけど、事故で1時間ほど遅れます」と言うと「わかりました」。
 駅構内に戻ると、さっき停まっていた下りがいなくなっている。しまった。ひと駅ずつ動かしているんだ。15分ほど待って来た大月行きに乗った。国立駅に着くと、前をこの電車に乗ってきたとおぼしき宮野令夫人が歩いていた。誰かおばさんと話している。あとで聞いたら全く知らない人から「きれいな白髪ですね」とホメられていたのだとか。
 6時15分に「奏」に着くとライブはまだ始まっていなかった。晶ちゃんの話では、中野からこのライブに来る予定の女性が西国分寺で停まった電車を降り、歩いて国立に向かっているとのこと。それで「30分はかかるよ。道に迷うかもな」と話した。女性は6時半過ぎに「道に迷った」と到着。ミュージシャン、マスターの幹生ちゃん、手伝いの晶ちゃん、俺たちから盛大な拍手で迎えられた。
 ライブは王子さんのギターとボーカルに宮野さんがクラリネット・フルート・アルトサックスをとっかえひっかえで演奏し、しっとりしたとてもいい感じだった。1曲終わるごとに王子さんが宮野さんに向けて拍手したのが印象的だった。「ずっとデュオがしたかった」とのことである。客は4人。もっと多ければよかったのになぁ。
 セカンドステージの終わり近くになって王子さんが「すいません、コーラをください」。歌い手が炭酸飲料を頼むのを初めて見た。ライブは9時前に終了。終わって先週NHKで見た福山雅治のマーティンのギターについて、王子さんと少々歓談した。宮野さんは翌日胃の検診があるとかでノンアルコールビールを飲んでいた。俺は王子さんをまねて「奏」では初めてコーラを注文したのでした。
 

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