週初め、西国唯一の書店「隆文堂」の棚を見ていたら、宮木あや子著「令和ブルガリアヨーグルト」というKADOKAWA発行の本を見つけた。奥付けを見ると「小説野生時代」に連載されたお仕事小説で、協力・株式会社明治とあった。 宮木さんというと、石原さとみ主演でテレビ化された「校閲ガール」の原作者。今はKADOKAWAの禄を食んでいる次女が、メディアファクトリー時代にこの「校閲ガール」の担当編集者で、撮影現場にも行き「さとみちゃんは美しかった」とアホなことを言っていたこともある。 で、このヨーグルトの本も次女が担当したのかもと思ってメールすると「あ、ですです よかったらぜひ!」と素早い返信が返ってきた。たいがいのメールは無視する次女だが、仕事絡みだと早い。 それで「明治さんには飲むヨーグルト『PA‐3』で毎晩お世話になっているし、社長さんだった川村さんとは、農政担当だった時、広報マンとして付き合ったことがある。栃木の新聞社にも講演にきてもらった」と返事したら「川村氏はいま明治ホールディングスのトップかな イベントのオープニングで挨拶されていました」と即レスポンス。 こうなるとこの本は読まねばならないよね。実はこの夏、次女は新海誠監督の最新作「すずめの戸締り」の絵コンテ集という畑違いの仕事に取組み、国分寺の紀伊国屋書店でこの絵コンテ集を発見したのだが、ガテン系の人の弁当箱のような大きさで、お値段も8000両とお高かったので、購入までには至らなかった。俺、身内の仕事の売り上げには協力するタイプなんだけど。 で、火曜日からこの「令和ブルガリアヨーグルト」を読み始め、今3分の2くらいまできた。小説の中では、株式会社明和に入社した理系女子が、ことし発売開始50年になる「明治ブルガリアヨーグルト」の50年の歴史とブルガリアの国の歴史の勉強が交差する形で進み、ちとややこしいが、現代の働く女性の生態が興味深い。 次女は宮木さんと組んだ「CAボーイ」という客室乗務員を取り上げた小説や、吉川英里さんと組んだ「海の教場」という海上保安大学校を舞台にした小説も担当しており、お仕事小説は得意分野のように思える。 ことし下半期は分厚い本と格闘したこともあって、年間目標の100冊読破が危ぶまれたが、この「令和ブルガリアヨーグルト」を読了すれば、めでたく2006年から18年連続年間100冊読破に到達する。さっき紀伊国屋で「評伝 立花隆」(高澤秀次著)を求めてきたが、読みたい本がたくさんあるのは幸せなことだ。Content-Disposition: form-data; name="image"
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