隠居志願のつぶやき2017

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...... 2023年12月29日 の日記 ......
■ 23年本のベストテン   [ NO. 2023122901-1 ]
 きのうのゴルフ打ち納めの成績は103。これで今年の平均スコアは106.4(38回)となり、昨年(40回)平均を0.2上回った。コロナの20年の114.7から3年連続向上している。来年はすこしペースを落として、充実に努めるぞということで、今年の本のベストテン。
 きのうまでに読んだ103冊のうちベストワンは伊澤理江著「黒い海 船は突然、深海へ消えた」。9月15日にこの本のすばらしさについては詳しくつぶやいたが、真実に迫ろうとする姿勢が素晴らしい。2位は本屋大賞を取った凪良ゆう著「汝、星のごとく」。続編の「星を編む」と合わせ物語の世界に引きずり込まれた。
 3位はあまり話題にはなっていないが、宮島未奈著「成瀬は天下を取りにいく」。主人公の女子中学生の造形が爽やか。4位が高階秀爾著「カラー版名画を見る眼T、U」。50年前の岩波新書がカラーになった。西洋絵画の見方が変わった。5位が柳澤健著「2016年の週刊文春」。スクープ報道で独走する週刊文春のバックグラウンドがよくわかる光文社未来ライブラリーの文庫本。
 あとは順位があってないようなものだが、6位呉勝浩著「爆弾」。23年のミステリー2冠。7位小川哲「君のクイズ」。小川は「地図と拳」で上期の直木賞を取ったが、俺はクイズで問題が出される前に回答を当ててしまうこのストーリーの方が面白かった。8位永井紗耶子著「木挽町のあだ討ち」。直木賞を取った。ミステリー仕立てだが、文章がうまい。
 9位源孝志著「グレースの履歴」。BSで放送された連続ドラマの原作。テレビ込みで楽しませてもらった。テレビは広末涼子が重要な役を演じていたので総合で再放送されるのは少し先か。10位黒川博行著「悪逆」。黒川の警察モノはほんとにリアリティがある。連続殺人犯は元警官。破綻のない犯行から実行犯にたどり着く過程が見事。
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 今年もご愛読ありがとうございました。新春は9日から再開の予定です。みなさま、良い年をお迎えください。

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