立春は過ぎたけどまだまだ寒いね、ということで1月に読んだ本。 読み始めはヤマザキマリ著「貧乏ピッツァ」。旧年12月の毎日だったか、ことしの3冊に挙げた方がいた。マリさんの感覚は好みでエッセーは割と読んでいる。「パスタぎらい」なんか。食の記憶は誰でもいろいろ語れるよね。河崎秋子著「ともぐい」。直木賞受賞作。心臓の手術後、ベッドで読了した。その直後、直木賞を取った。1月18日につぶやいた。 角田光代訳「源氏物語三」。明石の姫君が京にやってくる。江上剛著「小説ゴルフ人間図鑑」。人間性を見るのに立ち技ではゴルフ、座り技では麻雀と思っている。特に不調に陥った時の立ち居振る舞いにその人の真価が問われると思うのだが、ズルじても勝ちたいと思うゴルファーもいる。なかなか達者な腕だ。 今野敏著「一夜 隠蔽捜査10」。今野敏が生み出した主人公、竜崎伸也の造形が好きでこのシリーズは欠かさず読んでいる。今回は著名な作家が誘拐されるが……というストーリー。宮島未奈著「成瀬は信じた道を行く」。前作で24年の本屋大賞の候補作にもなっている「成瀬は天下を取りに行く」が素晴らしく、続編を読んだ。前作のエネルギーにはちと及ばないか。 多井学著「大学教授こそこそ日記」。三五館シンシャからすでに20編ほど出版されているドキュメント日記シリーズはなかなか面白く、これまでメガバンク行員、ディズニーキャスト、コンビニオーナーなどを読んだ。この大学教授編は筆者のペンネームが多井学で「大学」であることを発見した。経歴などから本人がバレるかもな。 根岸豊明著「テレビ局再編」。新聞業界の先行きも大変だが、テレビ局も広告が取れなくなっており、再編が避けられそうにない。で、こんな新書を読んでみた。 |
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