最近はもっぱら馬券は東京競馬場で購入しているが、立川のウインズに出撃する時の楽しみは、JR立川駅構内にあったカニチャーハンの店で、700両ちょっとのモーニングチャーハンを食うことだった。ところが、構内改装のあおりをくらって、3カ月ほど前にこのカニチャーハンの店は閉店となり、並んで営業していたパン屋さんは仮店舗での営業となった。 おととい、立川の伊勢丹に鳩居堂の絵葉書を買いに行った帰り、カニチャーハンの店だったところの隣に和定食の店が出来ているのを発見した。ちとお高そう。しかし、こういう店は攻めてみないとと昨晩は、西国ー国分寺の定期券を有効に使って立川まで行き、土鍋ご飯が売り物の定食に挑戦してみた。 テーブル席が10席、カウンター席が4席の小さな店だが、「土鍋ご飯」が効いて4,5人が列を作っている。5分ほどでカウンター席が空いた。俺が注文したのは豚の角煮定食(1600両)。他に鶏の唐揚げ定食(1200両)などがある。2分ほどしたら、角煮抜きで小さなおひつにみそ汁、だし巻き卵、梅干し、きんぴらごぼうの小鉢が来た。すぐに角煮がくると思っておひつからご飯を茶碗によそい食べ始めたが、なかなか角煮が来ない。 来たのはご飯を一膳食べ終わった後。おまけにドーンとでっかいお肉のかたまりが大根の上に乗っている。これはちと興ざめだった。隣のレディーは鶏の唐揚げ定食をやっている。これは普通に運ばれてきた。角煮の時間差攻撃は辛い。加えて、おひつのご飯はちょっと焦げているところがあった。 みそ汁はまずまずおいしかったし、だし巻き卵もまあまあだったのに、惜しい。とはいえ、国分寺の吉野家に集中していたメシのレパートリーが広がったのはいいことだ。立川は駅構内の崎陽軒のシウマイ弁当だけではないのである。 |
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