きのうは生まれて初めてお花見クルーズというのに出かけた。水の上から見る桜は格別だったなぁ。これは中高の仲間「小金井会」の半年ぶりのリアル会合が、ちょうど桜の満開にぶつかった幸運によるもの。都心の川から見上げる桜は乙なものだった。
このお花見クルーズは、東京の名所に詳しくガイドもしていた元電機屋のMKが３週間ほど前に申し込んだ。いつもの年なら東京の桜はとっくに終わっているのだが、今年は花が遅くきのうのクルーズ最終日が満開の見ごろとなった。
スタートは日本橋のたもと。50人ほどが乗れる平べったい船で日本橋川を上り、江戸城のお堀の石垣を見ながら進む。常盤橋、鎌倉橋をくぐり、一ツ橋をくぐって毎日新聞社の裏手へ。さらに、俎橋を過ぎて神田川との合流点へ。そのあたりの堤の上の桜は満開で見事だ。そこからJR中央線の車窓からいつも見ているお堀を進み、御茶ノ水駅東の聖橋のところでは、船を停め、地下鉄丸ノ内線の赤い車両が出てくるのを見た。
浅草橋、柳橋を通り過ぎると川幅の広い隅田川に出た。けっこう揺れる。船から見る新大橋、清州橋、永代橋はなかなか風情がある。橋の向こうには「新プロジェクトX」で見たばかりのスカイツリーが。永代橋をくぐると目の前に大川端リバーシティーの桜、大横川の桜並木が見える。一目200本とか。
中央大橋のところで引き返し、永代橋をくぐって日本橋川に戻り、湊橋、鎧橋をくぐって日本橋に戻る90分のコース。東京の町を川から見上げるのは初めての経験で非常に面白かった。この旅でくぐった橋は50とか。江戸の町を造った人々は川の流れをせき止めてみたり、新たな流れを造ってみたり、たいしたものだったのだ。 |
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